千葉市稲毛区の北部に位置する長沼原町(ながぬまはらちょう)。
東関東自動車道「千葉北インターチェンジ」のすぐそばにあり、国道16号をはじめとする幹線道路へのアクセスにも恵まれた立地です。
街を走ると、工場や事業所、倉庫が立ち並ぶ景色が広がる一方で、「フレスポ稲毛」のような大型商業施設もあり、住宅地や暮らしの風景も溶け込んでいます。産業・物流・生活が隣り合う、活気ある地域です。今では千葉市北部の産業と物流を支える拠点のひとつとなった長沼原町ですが、その歩みをたどると、戦後の「開拓」にまでさかのぼります。

今回は、長沼原町の歴史、交通、産業、暮らし、街の風景、そして現在よし不動産でご紹介している事業用物件まで、街の表情とともにお届けします。
戦後の「開拓」から始まった長沼原町の歩み

青葉さん長沼原町って、今は工場や事業所が多い印象ですが、昔からそんな街だったんですか?



実は、戦後の開拓から街づくりが始まった地域なんです。旧軍用地を少しずつ切り拓きながら、暮らしの基盤がつくられていきました。
現在の街並みの背景には、この地ならではの歴史があります。
千葉市立郷土博物館の資料によると、この一帯はもともと旧陸軍の用地でした。明治19年(1886年)には村全体が陸軍演習地として買収され、暮らしていた住民は周辺地域へ移り住んだといいます。「長沼原町」という町名が誕生したのは、昭和27年(1952年)2月1日のことです。(参照:千葉市公式サイト)
転機となったのが戦後です。食糧難への対応に加え、復員した人々や海外からの引き揚げ者が暮らす場を確保するため、現在の六方・山王・長沼原周辺では旧軍用地の開拓が進められました。昭和20年(1945年)には120名がこの地域に移り住み、農業の経験が少ない人々も、土地を耕しながら生活の基盤を築いていったとされています。その歴史を今に伝えるのが「長沼原開拓神社」です。(千葉市公式サイトは下記リンクより)
住宅や工場、事業所が並ぶ現在の街の土台には、土地を切り拓いてきた人々の歩みがありました。



今の産業の街にも、そんな背景があるんですね。



はい。今の街並みを見ると、その積み重ねが感じられます。
千葉北IC・国道16号に近い交通環境



事業用地を探すとき、やっぱり高速道路や幹線道路への出やすさは重要ですよね。



そうですね。長沼原町は千葉北ICや国道16号に近く、物流や営業の動線を考えるうえでも使いやすい立地です。
交通アクセスに優れた立地
現在の長沼原町を語るうえで、大きな特徴となるのが交通アクセスです。
長沼原町は東関東自動車道「千葉北インターチェンジ」に近く、国道16号を利用して八千代・柏方面や千葉市中心部方面へスムーズにアクセスできます。千葉市が定める「千葉北インターチェンジ周辺の道路の区間」には、国道16号(横戸町〜長沼原町)、市道長沼原町1号線、市道長沼原町3号線などが含まれています。このことから、長沼原町は流通業務と関わりの深い道路環境を持つ地域であることが分かります。


交通の要所に立地する千葉北警察署
長沼原町には「千葉北警察署」も所在しています。所在地は千葉市稲毛区長沼原町199番地1です。
千葉県警察では、千葉北警察署の管内について、国道16号や主要地方道が通り、東関東自動車道千葉北インターチェンジや京葉道路穴川インターチェンジがあることから「交通の要所」と紹介しています。
道路やインターチェンジ、そこを行き交う車両の様子からも、長沼原町が千葉市北部の交通と事業活動に深く関わる場所であることが伝わってきます。


工場や事業所が集まる、ものづくりの街
長沼原町の大きな特徴のひとつが、工場や事業所が多く立地する「ものづくりの街」としての一面です。
千葉市の「千葉市産業用地整備方針(概要版)」では、長沼・六方地区について、機械・輸送用機械・食品などの製造業をはじめ、金属加工業、倉庫業、運輸業といった業種が、主に誘致する対象として示されています。さらに、千葉北インターチェンジ周辺は、今後見込まれる産業集積として「成長ものづくり産業等」と位置づけられています。
実際に長沼原町731番地1には、住友重機械工業株式会社の千葉製造所があります。住友重機械工業の国内拠点のページにも、千葉製造所の所在地として「千葉県千葉市稲毛区長沼原町731番地1号」と記載されています。
また、千葉市の「環境の保全に関する協定」の締結事業者一覧には、同じ長沼原町731-1の事業者として、住友重機械工業(重機械器具製造)と住友建機株式会社(機械器具製造)が掲載されています。市内の主要事業者として、市と環境保全の協定を結んでいる企業です。
こうした企業や工場の立地からも、長沼原町が、ものづくりや事業活動を支える地域であることがうかがえます。



大型車の出入りがある事業にも向いていそうですね。



道路条件や物件ごとの接道状況まで確認しながら選ぶのがポイントです。
工場跡地が、暮らしを支える商業施設に
長沼原町の変化を感じられる場所のひとつが、地域の暮らしを支える大型の商業施設です。



工場が多い地域でも、働く人の買い物環境は整っているんですね。



そうなんです。フレスポ稲毛は工場跡地を活用した商業施設で、今では地域の暮らしを支える場所になっています。
千葉市稲毛区長沼原町731番17号にある「フレスポ稲毛」は、工場の跡地に整備されたショッピングモールです。所在地はYahoo!マップでも確認できます。千葉市の「千葉市都市文化賞2017」の受賞作品紹介でも、「工場跡地利用のショッピングモール」と紹介されています。同ページによると、敷地内には花や植物、雑貨の販売とカフェを展開する店舗もあり、買い物だけでなく、緑に親しみながら過ごせる場所にもなっています。


近隣の長沼町には、大型商業施設「ワンズモール」(長沼町330番50)もあります。2025年の秋以降も、ゲームセンターやカラオケ、銀行などの出店が報じられており、店舗の入れ替わりを重ねながら、周辺の暮らしを支える施設として動き続けています。
工場や事業所が集まる産業の街としての歩みと、日々の買い物に便利な現在の暮らし。その両方を感じられることも、長沼原町のおもしろさのひとつです。



産業と生活の両方がある街なんですね。
働く人の毎日を支える周辺環境
事業所を構える場所を考えるとき、道路へのアクセスとともに、働く人が日常的に利用できる施設が近くにあることも、地域の利便性につながります。
長沼原町には、先ほどご紹介したフレスポ稲毛などの大型商業施設があり、買い物や食事に利用できる環境が整っています。
さらに、長沼原町に隣接する長沼町には「スーパーセンタートライアル 長沼店」があります。所在地は千葉市稲毛区長沼町71-1で、公式サイトでは24時間営業と案内されています。食料品や日用品をはじめ、さまざまな商品を取り扱っており、早朝や夜間にも立ち寄れる店舗です。なお、売場の一部は営業時間が異なるため、利用の際は公式サイトで確認すると安心です。


勤務時間がさまざまな工場や事業所で働く人にとって、仕事の前後に買い物ができる場所が身近にあることは、日々の暮らしを支える環境のひとつといえそうです。
少し足を延ばして|地域に残る「三社大神」
長沼原町から少し足を延ばした長沼町には、「三社大神(さんしゃだいじん)」があります。


所在地は千葉市稲毛区長沼町367番地。神社本庁を包括団体とする神社で、千葉県の宗教法人一覧にも掲載されています。草野公民館が令和6年度に実施した地域散策講座「郷土の歴史〜長沼さんぽ〜」では、徳川三代将軍ゆかりの地などとあわせて、散策コースのひとつに組み込まれていました。


木々に囲まれた境内には、幹線道路を行き交う車の風景とは違う、穏やかな時間が流れています。
開拓の歴史を伝える「長沼原開拓神社」
長沼原町の歩みを語るうえで欠かせないのが、戦後の開拓です。千葉市稲毛区の紹介ページによると、終戦後、旧軍用地は農地として開墾され、六方、山王、長沼原は、そうした戦後開拓によって造られた地区とされています。入植した人の多くは農業の経験が少なく、電気も通わない土地で、困難な農耕を続けたと伝えられています。
今では住宅や工場が増え、かつての農地の面影は少なくなりましたが、昭和20年(1945年)に120名で入植した人たちが建立した「長沼原開拓神社」が、当時の名残をとどめています。
工場や事業所、商業施設、幹線道路が広がる街のすぐ近くに、こうした地域の歩みを伝える場所が残っていること。それも、長沼原町周辺を歩く楽しみのひとつです。
※写真でご紹介している「三社大神」は長沼町の神社で、長沼原町の開拓の歴史を伝える「長沼原開拓神社」とは別の神社です。



幹線道路や工場の近くに、こういう落ち着いた場所もあるんですね。



長沼原町周辺には、地域の歴史や昔からの風景を感じられる場所も残っています。



実際に歩いてみると、街の印象が変わりそうですね。
事業用不動産の視点から見る長沼原町
ここまで街を見てくると、長沼原町が事業用不動産の立地として、どのような特徴を持つ地域なのかも見えてきます。
千葉北インターチェンジへのアクセスと、国道16号をはじめとする道路環境。千葉市の資料で、製造業や倉庫業、運輸業などを受け入れる地域として位置づけられていること。そして、フレスポ稲毛などの商業施設や周辺の店舗が加わり、働く人の毎日を支える街並み。こうした条件がそろった長沼原町周辺では、工場、倉庫、事業所、貸地など、さまざまな形で土地や建物が事業活動に活用されています。


写真は、よし不動産がこれまで長沼原町周辺で取り扱ってきた事業用物件の一例です。現在も利用されている物件を含みますが、実際の街の中にある物件を見ることで、「この地域で事業を営む」姿をより具体的にイメージしていただけるのではないでしょうか。


よし不動産では、物件そのものだけでなく、周辺の道路や土地の特徴、地域の環境も一緒に確認しながら、事業内容や使い方に合わせた物件探しをお手伝いしています。
2026年10月より募集開始|長沼原町の大型貸地
2026年10月、よし不動産では、長沼原町にある大型の貸地の募集を開始しました。
千葉北インターチェンジから約650mの場所に位置し、敷地面積は2,759㎡(約834坪)。国道16号へのアクセスもよく、前面道路は6m以上あるため、大型車両の進入も可能です。車両置場や資材置場などでの利用を想定した物件です。


物件概要(2026年10月2日公開時点)
- 所在:千葉市稲毛区長沼原町
- 千葉北インターチェンジまで:約650m
- 敷地面積:2,759㎡(約834坪)
- 前面道路・接道:6m以上
- 募集賃料:667,000円
- 初期費用:保証金3か月、礼金1か月、保証会社1か月、仲介手数料1か月
最新の募集状況や利用条件については、長沼原町貸地|よし不動産 物件紹介ページでご確認ください。物件紹介動画もご覧いただけます。
千葉北エリアで、まとまった広さの貸地や車両置場、資材置場をお探しの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。




まとめ|開拓から、ものづくり、商業へ。変化を重ねてきた長沼原町
戦後の開拓によって、新たな暮らしが築かれてきた長沼原町。
その後、工場や事業所が増え、現在では、千葉北インターチェンジや国道16号に近い立地を生かして、ものづくりや物流など、さまざまな事業活動が行われる地域へと発展してきました。さらに、工場跡地を活用したフレスポ稲毛をはじめとする商業施設も加わり、現在は「働く」「暮らす」「買い物をする」機能が共存する街となっています。
街を少し歩けば、開拓の歴史や、長沼原町周辺の地域に根づいた神社など、今につながる歩みも感じられます。そして今も、まとまった広さを持つ貸地をはじめ、新たな事業の拠点となり得る土地の募集が行われています。
よし不動産では、長沼原町をはじめ、千葉北インターチェンジ周辺の貸地・貸倉庫・貸工場など、事業用不動産に関するご相談を承っています。地域を知る不動産会社として、事業内容や土地の使い方も伺いながら、物件探しをお手伝いいたします。
千葉北エリアで事業用不動産をご検討の際は、どうぞお気軽にご相談ください。
参考・関連リンク
- 千葉市稲毛区「文教のまち」|戦後の開拓・長沼原開拓神社
- 千葉市「産業用地整備方針」
- 千葉市「産業用地整備方針(概要版)」|長沼・六方地区の誘致業種、千葉北IC周辺の産業集積
- 千葉市「インターチェンジの周辺における流通業務施設等の指定区域を示す図面」|千葉北IC周辺の道路の区間
- 千葉県警察「千葉北警察署」
- 住友重機械工業「国内拠点」|千葉製造所
- 千葉市「環境の保全に関する協定」|住友重機械工業・住友建機
- 千葉市「千葉市都市文化賞2017」|工場跡地利用のショッピングモール「フレスポ稲毛」
- Yahoo!マップ「フレスポ稲毛」
- 流通ニュース「ワンズモール」の出店情報
- スーパーセンタートライアル長沼店|公式サイト
- 千葉県「千葉市稲毛区 宗教法人一覧」|三社大神
- 千葉県生涯学習情報「郷土の歴史〜長沼さんぽ〜」(草野公民館・令和6年度)
- よし不動産「長沼原町貸地」
※本記事は2026年10月4日時点の公表情報をもとにしています。物件の募集状況・賃料・営業時間などは変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトをご確認ください。








