千葉市花見川区・犢橋町を知る|物流を支える県道69号「御成街道」
前回の地域コラムでは、「三角町」の魅力について触れました。今回は、
千葉市花見川区の北部に位置する犢橋町(こてはしちょう)。
住宅や農地が広がる地域という印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、事業用不動産という視点から見てみると、また違った地域の姿が見えてきます。
犢橋町を通る主要な道路のひとつが、県道69号・主要地方道 長沼船橋線。
そして、この道をたどっていくと、江戸時代から続く「御成街道」の歴史へとつながります。
かつて人々の往来を支え、その後は地域と地域を結び、荷物を運ぶ道としても使われてきた街道。
時代は変わり、馬や人の足から自動車やトラックへと移動手段は変化しましたが、「人やモノをつなぐ」という道の役割は、現在にも受け継がれています。
今回は、過去から現在へ。そして未来へ。
長く地域をつないできた「道」をたどりながら、
事業用不動産という視点から「歴史がつなぐ、未来へと続く物流の街、犢橋町」の魅力を見ていきます。
よしくん調べれば調べるほど、犢橋町は事業、産業、活気、快適さ、長い歴史、どの点においても魅力的な街という事がわかります!



それはとても興味深いですね!よしくん、ぜひ教えてください。
1|犢橋町は、実は事業用不動産と関わりの深い地域


千葉市が公表する「土地利用誘導方針」を見ると、犢橋町周辺のもうひとつの特徴が見えてきます。



この記事の最後に、参考資料としてリンクを貼っておりますので、ぜひ、ご活用くださいね
同方針では、内陸部の工業地における「産業拠点」の主な対象エリアとして、
千種地区・犢橋地区・長沼地区・六方地区・千葉土気の森工業団地・千葉北IC周辺
などが示されています。
つまり「犢橋地区」は、千葉市の土地利用を考えるうえでも、産業活動との関わりを持つエリアのひとつとして位置づけられているのです。



倉庫や工場、事業所、事業用地などを探す際には、物件の価格や広さだけでなく、その地域がどのような特性を持っているかを知ることも、立地選びの大切な判断材料になるんですね!
2|犢橋町はどんなところ? 千葉市北部の事業活動を支えるエリア
犢橋町は千葉市花見川区に位置し、周辺には三角町、千種町、長沼町などがあります。
事業用不動産という視点からこのエリアを見る際に、押さえておきたいのが千葉北インターチェンジ周辺との関係です。千葉市では、市街化調整区域における一定の流通業務施設等について、インターチェンジ周辺での立地基準を設けています。


千葉北ICについては、大規模流通業務施設や対象となる流通業務等の事務所・倉庫について、一定の要件のもと、IC出入口から半径1,500m以内が対象となる範囲として示されています。
これは、範囲内であればどの土地にも自由に物流施設を建てられる、という意味ではありません。
市街化区域・市街化調整区域、施設の用途や規模、接道状況、開発許可など、土地や計画ごとの確認が必要です。
それでも、千葉北IC周辺が物流や産業用地を考えるうえで注目すべきエリアのひとつであることは、事業拠点を検討する際に知っておきたいポイントです。


3|犢橋町を通る県道69号「長沼船橋線」


犢橋町の地域特性を語るうえで重要なのが、県道69号です。
正式名称は、主要地方道 長沼船橋線。千葉県の道路資料でも、路線番号69として確認できます。
事業用不動産の視点から特に注目したいのが、千葉市が定める「特定流通業務施設」に関する道路区間です。



最後のリンクをご活用くださいね!
千葉北IC周辺について示された道路区間には、
主要地方道 長沼船橋線
犢橋町(市街化区域との境)~長作町(市街化区域との境)
が含まれています。
このほか、国道16号や市道三角町線、市道穴川犢橋町線などの区間も示されています。
つまり犢橋町周辺の道路は、単に「県道が近い」というだけでなく、物流施設等の立地を考える行政制度とも関係していることが分かります。



公的な情報まで確認すると、その地域が事業拠点としてどのような特徴を持っているのか、より具体的に見えてきますね!
4|事業用不動産では「道路」が重要な理由




左の写真は、「よし不動産」前の道路の様子です。ここは御成街道となっており、多くの物流関係のトラックなども行き交っております。
倉庫や工場、事業所を探すとき、広さ、賃料、設備といった物件そのものの条件は勿論、事業用不動産ではもうひとつ大切なことがあります。
それは、「その場所から、人やモノがどう動くのか」という視点です。
たとえば倉庫や工場なら、幹線道路へのアクセス、使用する車両が進入できる道路幅、搬入・搬出のしやすさ、車両出入口などが日々の業務に関わります。
営業拠点や事務所であれば、営業車の移動や従業員の通勤、取引先へのアクセスも確認しておきたいところです。
事業用不動産は、
「物件」×「道路」×「地域」
を一緒に見ることが大切です。
「ここに会社を置いたら、毎日の事業がどう動くのか」
そこまで想像することで、物件の本当の使いやすさが見えてきます。


ここまで、現在の犢橋町と県道69号について見てきました。



ところで、この地域を通る道は、いつから人々をつないできたのかな?



その歴史をたどると、今から400年以上前の江戸時代へとつながります。
5|400年以上前へ。歴史を今に伝える「御成街道」


御成街道(東金御成街道)は、船橋市から東金市まで約37kmにわたる歴史ある街道です。
千葉市では、徳川家康が東金方面へ鷹狩りに向かうためにつくられた街道として紹介されており、沿道には休憩・宿泊のための「御茶屋御殿」も設けられました。
若葉区御殿町には現在も千葉御茶屋御殿跡が残り、400年以上前の歴史を感じることができます。
一方、御成街道については、詳細な造営時期や実際の通行経路など、史料をもとに現在も研究が続けられています。
長い歴史を持つ道だからこそ、今なお新しい事実や見方が明らかになっていく。



そんな奥深さも、御成街道の魅力のひとつですね!



昔から大切な役割を果たしてきた道なんですね!
6|人をつないだ道から、モノを運ぶ道へ


御成街道の歴史をさらにたどると、「犢橋」と物流を結びつける興味深い記録が見つかります。
千葉市立郷土博物館によると、将軍家による街道の利用が少なくなった後、すべての区間が主要な経済路として発展したわけではありません。
一方で、ほかの街道と結びつき、地域の物流に利用された区間もありました。
18世紀後半には、銚子方面から江戸へ荷物を陸送する経路についての史料が残されており、
飯沼(銚子) → 太田 → 横芝 → 埴谷 → 馬渡 → 犢橋 → 船橋 → 行徳 → 江戸
という経路が確認されています。
その中には、はっきりと「犢橋」の名前が登場します。



ここは、今回のコラムでぜひ知っていただきたいところです。
御成街道は、ただの「昔の歴史の道」ではありません。
時代が変化するなかで、一部の区間は地域と地域を結び、人やモノを運ぶ道としても活用されてきたのです。
そして現代。人や馬から、自動車やトラックへ。移動手段は大きく変わっても、
人をつなぐ。
地域をつなぐ。
モノを運ぶ。
という道の役割には、今にも通じるものがあります。
400年以上の歴史を知ってから現在の県道69号を見ると、いつもの道路も少し違って見えるかもしれません。
7|犢橋町は、どんな事業者が検討しやすい?


では、現在の犢橋町を事業用不動産の視点から見てみましょう。
実際の適否は物件や事業内容によって異なりますが、
- 倉庫・物流拠点を探している
- 工場・作業場を検討している
- 資材置場や事業用地を探している
- 事業用車両の移動が多い
- 千葉市北部に新たな拠点を検討している
といった事業者にとって、候補地として確認しておきたい地域のひとつです。
特に車両移動が多い事業では、
どの道路につながるか。
使用する車両が進入できるか。
主要な目的地までどのようなルートになるか。
まで確認すると、物件情報だけでは分からない「使いやすさ」が見えてきます。
8|犢橋町で事業用不動産を探すときのチェックポイント


犢橋町は、同じ町内でも、土地や建物によって条件は様々です。
用途地域・市街化区域/市街化調整区域…希望する用途の建物や事業が可能かどうかを確認します。
接道状況・道路幅員…使用する車両が安全に通行・進入できる道路条件かどうかは、事業用不動産では重要なポイントです。
車両の出入口・敷地形状…道路に面していても、出入口の位置や敷地形状によって、搬入・搬出のしやすさは変わります。
建築・開発上の条件…施設の用途や規模、場所によって、開発許可など個別の基準が関係する場合があります。周辺環境周辺の住宅、交通量、騒音など、事業内容との相性も確認しておきましょう。
ハザード情報…浸水や地震などのリスクについても、行政が公表する最新情報を確認しておくことが大切です。
特に市街化調整区域で流通業務施設等を計画する際には、千葉市が定める基準について個別に確認する必要があります。



物件を見つけたら、
「条件が良いか」「自社の事業に本当に使えるか」。
そこまで確認することが、事業用不動産選びでは大切ですね!
9|400年続く道から、これからの事業を考える
御成街道の歴史をたどると、400年以上前へとつながります。人が歩き、馬が行き交った時代から、自動車やトラックが走る現代へ。
社会や産業が変化するなかでも、道は形や役割を変えながら、人や地域をつないできました。
現在では、犢橋地区が千葉市の土地利用誘導方針で産業拠点の主な対象エリアのひとつとして示され、犢橋町を含む主要地方道長沼船橋線の一部区間も、特定流通業務施設に関係する道路区間に含まれています。
歴史の道と、現代の物流が重なる犢橋町。
価格や広さだけでなく、地域の成り立ちや道路環境まで知ることで、その土地の見え方も変わってきます。


長く続く道と、長く続く企業
400年以上の間、御成街道を取り巻く社会は大きく変化してきました。それでも道は、時代に合わせて役割を変えながら残ってきました。
企業もまた、変化に応えながら、お客様や地域から必要とされ続けることで、その歩みを次の時代へつないでいきます。


「どこで事業をするか」は、企業がこれから歩む道を選ぶことでもあります。
千葉市北部で新たな事業拠点をお考えの際には、犢橋町も候補地のひとつとして見てみてはいかがでしょうか。


10|犢橋町周辺の事業用不動産は、よし不動産へ


よし不動産では、倉庫・工場・事業用地などの物件条件だけではなく、道路環境や地域特性、事業内容との相性も大切にしながら、事業用不動産探しをお手伝いしています。
千葉市北部で倉庫や工場を探している方、千葉北IC周辺で事業拠点を検討している方、犢橋町周辺の土地・建物について知りたい方も、まだ具体的な物件が決まっていない段階からお気軽にご相談ください。
これからの事業に合う場所を、一緒に考えていきましょう。
参考となる公的情報
本記事は、2026年9月8日時点で確認できる千葉市・千葉県等の公表情報をもとに作成しています。
千葉市「土地利用誘導方針」
犢橋地区を含む、内陸部の工業地における産業拠点等について確認できます。
千葉市「インターチェンジの周辺における流通業務施設等の指定区域を示す図面」
千葉北ICの1,500m範囲や、主要地方道長沼船橋線の指定道路区間を確認できます。
千葉市「インターチェンジ周辺における流通業務施設等の立地基準の改正について」
千葉北IC周辺の流通業務施設等に関する立地基準を確認できます。
千葉市「御成街道|若葉区を横断する、歴史感じる街道」
御成街道の歴史や御茶屋御殿などについて紹介されています。
千葉県「道路の許認可について|葛南土木事務所」
主要地方道長沼船橋線が路線番号69であることを確認できます。
※用途地域、市街化区域・市街化調整区域、開発許可、道路条件、ハザード情報等は変更される場合があります。実際に土地・建物を検討する際は、最新の行政情報および個別物件の条件をご確認ください。場所を、一緒に考えていきましょう。







